日本のアニメと切っても切れないものは、コスプレ衣装ではないでしょうか。今やコスプレという言葉を知らない人はいないほどメジャーなものとなり、海外でもコスプレという言葉が通じるほど、日本のアニメ文化に付随してコスプレ文化は世界で認知されています。
コスプレは、アニメのキャラクターに扮して仮装することを指し、コスチュームプレイを省略させた言葉です。コスプレをする人のことをコスプレイヤーや、省略してレイヤーと呼びます。そもそもこのコスプレ、元はハロウィンや江戸時代の仮装行列など、古い時代から人間が行っていたお祭りで仮装する伝統から始まったとも言われています。
1960年代の後半にSF大会などのイベントで映画「スタートレック」の仮装大会が海外で行われ、1970年代にはこの仮装大会が日本に伝わり、コスチュームショーなどに派生したと言われています。この架空の人物に扮するコスチュームショーは徐々に変化していき、同人誌即売会の場で、アニメの仮装をしてイベントを盛り上げるツールとなりました。コスプレという言葉は、このころから出てきたと言われています。
やがて1990年代に入ると、「新世紀エヴァンゲリオン」が爆発的なヒットを生みます。このエヴァンゲリオンの登場でサブカルチャーが注目され、それと同時にコスプレも一気に広がりました。今までは同人誌の即売会に付随していた
コスプレ衣装が、イベントとして独立するようになったのもこのころからです。
また、日本のアニメが海外でも普及し始め、海外でもコスプレが認知されるようになります。現在では、欧米諸国のみならず、韓国や中国、タイなどアジア圏にも広がっています。
当初はアニメのキャラクターに扮するのみだったコスプレ衣装も、徐々にイベントが増加していきます。コスプレをしてアニメソングに合わせて踊るコスプレダンスパーティーや、会場に集まって撮影を楽しんだりカメラマンに撮影してもらうコスプレ撮影会。さらにこういったイベントが遊園地やテーマパークなど大型施設で行われるようにまで発展しました。
この文章はhttp://favorit-anime.club/fav50/より引用したものである。
